愛知県豊橋市が、日本経済新聞社と日経BP「日経xwoman(クロスウーマン)」による「共働き子育てしやすい街ランキング2022」総合編で3位に選ばれました。
昨年の14位から大躍進。中京圏の自治体で唯一、上位5位以内にランクインしました。
2022年のランキング(総合編上位5位)
首都圏の自治体が占める中、豊橋市が3位に選ばれました。
◇過去の豊橋市のランキング
2019年 47位
2020年 28位
2021年 14位
日経xwomanによると、2022年の調査は「少子化対策や女性の活躍推進」の視点から各自治体の子育て支援施策をチェック。
保育園や学童、病児保育の充実度や保育の質に加え、自治体独自の不妊治療助成や第2子以降の出産・育児支援制度の有無、女性活躍の促進策など、共働き家庭が子どもを産み育てやすい環境がどうかを総合的に評価しています。
2015年から調査し、毎年、共働き子育てしやすい街ランキングを発表しています。
特に評価された豊橋市の取り組み
【経済的な負担軽減】
・所得制限なく第2子の保育料を無償化し、副食費の軽減も実施しています。
【働く子育て世帯応援】
・月額・定額で使い放題のおむつとお尻ふきが園に届くサービス「おむつのサブスク」を公立保育所などで受入れました。
・3カ所目となる病児保育施設「つくし」を開設しました。
【妊娠出産支援】
・「子どもを産み育てたい」と希望する方への支援として、体外受精など特定不妊治療にかかる費用に対し、市独自で自己負担額の一部を補助しています。
・妊婦の分娩前PCR検査への助成や、新型コロナウイルスに感染した妊婦への寄り添い支援等を行っています。
【男性の意識改革への支援】
・従業員や地域に対する子育て支援の取り組みを積極的に行う「豊橋市子育て応援企業」の認定において、男性従業員の育休取得を推進する項目を設けています。
浅井由崇市長コメント
私は、2年前の市長就任以来、子育て世帯に手厚いまちづくりこそがまちの発展には欠かせないとの信念のもと、「人づくりNo.1をめざすまちプロジェクト」を、昨年庁内に立ち上げ、子育てや教育の分野に重点を置いた様々な施策に力を注いでまいりました。
今回、こうした取組が評価され、全国3位に選ばれたことは大変嬉しく思います。
今後も、本市が市内外から「選ばれるまち」となるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
豊橋市の「人づくりNo.1をめざすまちプロジェクト」
豊橋市のまちづくりに携わる人を育んでいくために、まずは子育て、教育の分野に重点を置き、人づくりに特化した施策を実施していくことを目的としたプロジェクトを、2021年6月に開始しました。
子育て、教育に手厚いまちづくりを進め、豊橋市が住みやすく魅力あふれるまちであることを実感してもらいたいとプロジェクトを展開しています。
「ずっと住み続けたい」「転出してもいずれ戻ってきたい」と思われるまちになることで、長期的には定住、移住の促進にもつながると考えています。
(参考)その他に豊橋市が子育て世帯向けに実施している主な取り組み
【経済的負担軽減】
・市立小中学校などの給食については2023年3月末まで、無料にしています。
【学びの場】
・小学生の放課後を、学び・体験の場にした「のびるんdeスクール」を市内全小学校に導入しました。
▶︎・・「のびるんdeスクール」とは
文部科学省が進める「新・放課後子ども総合プラン」に基づき、すべての子どもが参加できる、豊橋市が運営する「新たな学びの場」である放課後子供教室。
安心・安全な小学校の放課後に、総勢600人のスタッフ体制で幅広い分野の専門家のもと、子どもたちが様々な体験活動を行っています。
・国語、道徳以外の授業を英語で行う「イマ―ジョン教育」を取り入れている学校があります。
公立小学校で全国初の取り組みです。
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